絶対音感と相対音感の違いと、必要性について/日本音楽能力検定協会

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日本音楽能力検定協会です。
今回は絶対音感と相対音感との違い、およびその必要性についてご説明させていただきます。
※検定受検には絶対音感は必要ございません。



まず絶対音感とは、何の基準もなくともその音がドなのかレなのかが分かる感覚のことです。
例えばグラスを叩いた音がソ#である、女性のハイヒールの音が右がラで左がドである、線路の踏切の音を聞くだけで分かるなどです。

それに対して相対音感とは、基準があればその音を判断できる感覚のことです。
例えば事前に「これがド」と基準を知らせれば、その音から距離感で指定の音の音階を知ることができる能力です。

1.絶対音感を身に着ける方法

基本的に絶対音感は、幼少期に特別な訓練を受けないと身に着けられないと言われています。
小さい頃からピアノや他の楽器を習ったり、絶対音感を身に着けるための訓練が必要です。
ある程度大人になってからだと身に着かない感覚です。

2.絶対音感のデメリット

しかしながら、絶対音感を持っている方が良いというわけでもありません。
普段の生活の中で、例えばエアコンの音と雨の音がちょうど不協和音になり、気持ち悪く感じてしまったりすることもあるようです。

音楽活動を行う上では大変有益な能力であることは間違いありませんが、実生活の中で不便に感じているかたも多いようです。

3.相対音感を身に着ける方法

相対音感は大人になってからでも十分に修得可能です。
ピアノなどを使いまずはドの音を聞き、それを頭の中で覚えて他の音をピアノで弾き、覚えているドの音を基準に何の音かを当てます。
そういった練習を繰り返すことで、何歳の方でも相対音感は修得可能です。

4.相対音感のデメリット

相対音感にはデメリットはありません。絶対音感のように普段の生活でも余計な音の音階が分かってしまい煩わされることがなく、音楽に必要な時のみその能力を発揮できます。
プロのミュージシャンの中にも絶対音感を持っていない方は多く存在し、「絶対音感がなければプロにはなれない」というのは全くの幻想です。

5.絶対音感と相対音感の必要性

日本音楽検定においては、絶対音感や相対音感の必要性は高くありません。
音を聞いてあてるような試験もありませんし、ご自身の楽器をどの程度演奏できるか?のみを審査させていただきます。
YAMAHAグレード様や英国音楽検定ABRSM様では音感をテストする項目もあるようですが、当協会検定では純粋に演奏能力のみの審査となります。


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