2025/04/29
日本音楽能力検定協会です。
「初心者が最初にやるべき練習シリーズ」第5弾はドラムです。
ドラムを始めたばかりの方に必ずやっていただきたい練習法10選をご紹介します。
練習の際の注意点や、初心者の方が間違ってやりがちなミスなども詳しくお伝えいたしますので、ご参照くださいませ。
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野球選手がバットの扱いが上手いように、また、テニス選手がラケットの扱いが器用なように、ドラマーはまずスティックの正しい持ち方・使い方を覚えましょう。
2.残りの指は軽く添えて、力を抜いて握る
3.手首をリラックスし、スティックが自然に跳ね返るようにする
■フレンチグリップ(French Grip)
•親指が上を向く持ち方
•指を中心にスティックを動かす
•細かい動き、フィンガーコントロールに強い(ジャズ、クラシック、スネア練習に向く)
持ち方:
•手のひらをほぼ垂直に構える(親指が上)
•スティックは人差し指の第一関節と親指でつまむ
•他の指は軽く添える(リラックス)
■ジャーマングリップ(German Grip)
•手の甲が上を向く持ち方
•手首を使って大きな音やパワーを出すのに向いている(ロック系でよく使われる)
持ち方:
•手のひらを床と平行に構える
•スティックは人差し指の第一関節と親指で支える
•手首を上下に動かして叩く
■アメリカングリップ(American Grip)
•フレンチとジャーマンの中間
•多くのドラマーが使う「バランス型」
持ち方:
• 手の角度は斜め45度
• 手首・指・腕をバランスよく使える
• ジャズでもロックでも対応可能
•ジャズやマーチングで今でも使われる
持ち方(右利きの場合):
•右手:マッチドグリップと同じ
•左手:手のひらを上に向け、スティックを中指と薬指の間に挟むように持つ
•スティックは親指と人差し指で軽く支える
【補足:スティックの持ち方のポイント】
•バランスポイントを意識(スティックの重心より少し後ろを持つ)
•力を入れすぎない(リラックスして持つことが重要)
•指や手首の可動域を確認(無理な角度や力をかけない)
•交互に叩く一番基本的なストローク
•均等な音になるように意識
ダブルストローク(RRLL…)
•1回のストロークで 2回叩く 練習
•バウンドを使ってスムーズに
パラディドル(RLRR LRLL…)
•速いフレーズを叩くときに役立つ
•まずはゆっくり、均等なリズムで練習
注意点
•スティックは 軽く握る(力を入れすぎるとスムーズに動かない)
•手首を使って 脱力して振る(腕だけで叩かない)
•スティックが 真っ直ぐ上下するように(左右にブレない)
初心者がやりがちなミス
❌力んでスティックを握る→すぐに疲れてしまう、耳障りな音になる
❌指を使わずに手首だけで叩く→細かいコントロールができない
❌スティックの跳ね返りを無視する→無駄な力が入る
✅解決策→鏡を見ながらフォームをチェックし、スティックが自然に跳ねる感覚を覚えましょう。
基本の8ビート(B=バスドラム、S=スネア、H=ハイハット)
| B – H – H – S – H – H – S – H |
1.右手でハイハットを8分音符で刻む(H-H-H-H-H-H-H-H)
2.1拍目と3拍目にバスドラム を入れる(B – – – B – – -)
3.2拍目と4拍目にスネア を入れる(- – S – – – S -)
4.ゆっくりしたテンポ(60BPM程度)で練習し、徐々に速くする
注意点
•右手(ハイハット)が均等な音量 で刻めているか確認
•スネア(左手)とバスドラム(右足)の タイミングをずらさない
•足の動きをしっかり意識(バスドラムを適当に踏まない)
初心者がやりがちなミス
❌ハイハットの音がバラバラになる→安定しないリズムになる
❌スネアの位置がズレる→「ドン・パン」のリズムが乱れる
❌足のバスドラムが遅れるor速くなる→全体のグルーヴが崩れる
✅解決策→ゆっくりなテンポ(50BPM)でメトロノームに合わせて練習し、正確性を重視しましょう。
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バスドラムの練習(右足)
•右足で4分音符・8分音符を踏む
•かかとを浮かせた「ヒールアップ奏法」or かかとをつける「ヒールダウン奏法」※ポップスやロックの場合は基本的にはヒールアップ奏法
スライドステップの練習(右足)
バスドラムを素早く2連打する時、一度踏んでから足を持ち上げる動作は無駄な動きとなり、速く踏めなくなってしまいます。
そこで前に滑らす力を利用するのがスライドステップです。
普段ペダルを踏む位置から少し下(後ろ)からスタートし、前に滑らす力を利用して素早くドドンと2連打のキックを踏みます。
ハイハットのオープン・クローズ練習(左足)
•1拍目&3拍目で オープン(足を離す)
•2拍目&4拍目で クローズ(足を踏む)
注意点
•バスドラムは 踏み込むのではなく、ペダルを弾ませる
•ハイハットのクローズをしっかり踏み込む(中途半端だと音が汚くなる)
初心者がやりがちなミス
❌バスドラムを「ベタ踏み」してしまう→連打ができない
❌ハイハットがちゃんと閉じられない→「シャリシャリ」と余計な音が鳴る
❌バスドラムを踏むタイミングがズレる→ リズムが不安定
✅ 解決策→バスドラムの「かかと上げ・下げ」奏法を試し、無駄な力を抜いてスムーズに踏む。
練習パターン
1.ハイハットを16分音符で刻む(右手のみ)
2.アクセントを加える
• 「タカタカ タカタカ…」→ 2拍目を強く
3.左手を加えてオルタネート(交互)で叩く
注意点
• 均等な16分音符を意識(1つだけ強くならないように)
• アクセントをつける練習もすると、リズムのノリが良くなる
初心者がやりがちなミス
❌16分が不均等(「タカタカ」がガタガタになる)
❌強弱がつけられずに平坦な音になる
❌腕に力を入れすぎる → すぐ疲れる
✅解決策 → メトロノームを使い、ゆっくりしたテンポで練習する!(BPM60でまずは確実に)
8ビートや16ビートなどの基本パターンの中にこのフィルインを組み込むことで、ドラムらしいフレーズとなります。
基本のフィル
•4分フィル(スネアを「ドン・ドン・ドン・ドン」)
•8分フィル(スネア&タムを「ドド・タタ・ドド・タタ」)
•16分フィル(「タタタタ・タタタタ」→ スネア&タム)
ポイント:
•メトロノームに合わせて、リズムがズレないように練習
注意点
•フィルはリズムキープが最優先! 速く叩こうとしない
•フィルの最後は「1拍目」に戻れるように
初心者がやりがちなミス
❌フィルを入れるとテンポが速くなる or 遅くなる
❌フィルが終わった後、次のリズムに戻れない
❌音量がバラバラになる
✅解決策→最初はメトロノームでフィルのリズムを正確に叩く練習をする。
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ご自身の中では同じテンポをキープしているつもりでも、気付かないうちにリズムというものは必ずズレています。
ドラマーにとってリズム感と安定感を鍛えるためのメトロノーム練習は必須です。
練習方法
1.60BPMで8ビートを叩く(遅めのテンポで正確に)
2.クリックの裏拍を意識(クリック音を2拍目・4拍目に感じる)
3.テンポを変えて挑戦(40BPMの超スロー、120BPMの速いテンポ)
注意点
•メトロノームの「裏拍」も感じながら叩くとリズム感が良くなる
初心者がやりがちなミス
❌クリック音を無視して自分のペースで叩いてしまう
❌速いテンポでいきなり練習する → ついていけなくなる
✅解決策→まずは遅いテンポ(50BPM)で、1拍ずつ丁寧に合わせる
練習方法
1.右手は8分音符、左手は4分音符(H-H-H-H / S—S—)
2.バスドラムをランダムに入れる
3.左足(ハイハット)を入れて4点を動かす
コツ:
•まずはゆっくりしたテンポでパターンを作る
注意点:
•手と足をバラバラに動かすことに慣れるまでは超スローテンポで練習
初心者がやりがちなミス
❌足と手が同時に動いてしまう→うまくリズムが作れない
❌片方に意識を取られると、もう片方が止まる
✅解決策→片手・片足ずつ分けて練習し、ゆっくり組み合わせていきましょう。
ハイポジションからスタートし叩き終わった後ローポジションで終わる「ダウンストローク」、ローポジションからスタートし叩き終わったハイポジションまで戻る「アップストローク」を組み合わせると、腕が一往復する間に2回叩くことが出来ます。
この奏法は速度を楽に上げられるだけでなく、強弱をつけることが出来ます。
練習パターン
•強く叩く(フォルテ)→ 弱く叩く(ピアノ)
•ゴーストノート(小さく叩くスネア) を入れる
例:
•通常の8ビートに スネアのゴーストノート を入れる
•8ビートの際のハイハットを強、弱、強、弱にする
初心者がやりがちなミス
❌強弱をつけずに単調な演奏になる
❌ ゴーストノートを入れすぎてリズムが崩れる
✅解決策 → 最初は「強→弱→強→弱」のシンプルなパターンで練習!
練習の流れ
1.好きな曲を選ぶ(テンポが遅めのもの)
2.ドラムのリズムをコピーしてみる
3.簡単な8ビートでもOK!
注意点
•ドラムのパターンをコピーする前に、まずは耳でリズムを理解する
初心者がやりがちなミス
❌ 曲のテンポについていけず崩れる
❌ 原曲と違うリズムになってしまう
✅ 解決策→簡単な曲からスタートし、徐々に難しいものに挑戦。もしくは曲のスピードを遅くして練習する。
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基本ルーディメンツ
•シングルストローク(RLRL…)→均等に叩く
•ダブルストローク(RRLL…)→バウンドを利用
•パラディドル(RLRR LRLL…)→両手のバランスを整える
注意点
•均等な音量とリズムを意識
初心者がやりがちなミス
❌速く叩こうとして崩れる
❌左右のバランスが崩れる(右が強くなりがち)
✅解決策 → ゆっくりしたテンポで均等な音を目指す!
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「初心者が最初にやるべき練習シリーズ」第5弾はドラムです。
ドラムを始めたばかりの方に必ずやっていただきたい練習法10選をご紹介します。
練習の際の注意点や、初心者の方が間違ってやりがちなミスなども詳しくお伝えいたしますので、ご参照くださいませ。
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1.スティックの持ち方とストローク練習
ドラムを上手に演奏する基本は何と言ってスティックコントロールです。野球選手がバットの扱いが上手いように、また、テニス選手がラケットの扱いが器用なように、ドラマーはまずスティックの正しい持ち方・使い方を覚えましょう。
マッチドグリップ※左右対称
1.スティックの 約1/3の位置を親指と人差し指で軽く挟む2.残りの指は軽く添えて、力を抜いて握る
3.手首をリラックスし、スティックが自然に跳ね返るようにする
■フレンチグリップ(French Grip)
•親指が上を向く持ち方
•指を中心にスティックを動かす
•細かい動き、フィンガーコントロールに強い(ジャズ、クラシック、スネア練習に向く)
持ち方:
•手のひらをほぼ垂直に構える(親指が上)
•スティックは人差し指の第一関節と親指でつまむ
•他の指は軽く添える(リラックス)
■ジャーマングリップ(German Grip)
•手の甲が上を向く持ち方
•手首を使って大きな音やパワーを出すのに向いている(ロック系でよく使われる)
持ち方:
•手のひらを床と平行に構える
•スティックは人差し指の第一関節と親指で支える
•手首を上下に動かして叩く
■アメリカングリップ(American Grip)
•フレンチとジャーマンの中間
•多くのドラマーが使う「バランス型」
持ち方:
• 手の角度は斜め45度
• 手首・指・腕をバランスよく使える
• ジャズでもロックでも対応可能
レギュラーグリップ(トラディショナルグリップ)※左右非対称
•元々はスネアドラムを斜めに構える軍楽隊のための持ち方•ジャズやマーチングで今でも使われる
持ち方(右利きの場合):
•右手:マッチドグリップと同じ
•左手:手のひらを上に向け、スティックを中指と薬指の間に挟むように持つ
•スティックは親指と人差し指で軽く支える
【補足:スティックの持ち方のポイント】
•バランスポイントを意識(スティックの重心より少し後ろを持つ)
•力を入れすぎない(リラックスして持つことが重要)
•指や手首の可動域を確認(無理な角度や力をかけない)
基本のストローク
シングルストローク(RLRL…)•交互に叩く一番基本的なストローク
•均等な音になるように意識
ダブルストローク(RRLL…)
•1回のストロークで 2回叩く 練習
•バウンドを使ってスムーズに
パラディドル(RLRR LRLL…)
•速いフレーズを叩くときに役立つ
•まずはゆっくり、均等なリズムで練習
注意点
•スティックは 軽く握る(力を入れすぎるとスムーズに動かない)
•手首を使って 脱力して振る(腕だけで叩かない)
•スティックが 真っ直ぐ上下するように(左右にブレない)
初心者がやりがちなミス
❌力んでスティックを握る→すぐに疲れてしまう、耳障りな音になる
❌指を使わずに手首だけで叩く→細かいコントロールができない
❌スティックの跳ね返りを無視する→無駄な力が入る
✅解決策→鏡を見ながらフォームをチェックし、スティックが自然に跳ねる感覚を覚えましょう。
2.8ビートの基本パターン
8ビートはロック・ポップスで最も使われるパターンです。最も基本となるビートパターンですので、まずはこれを確実にマスターしましょう。基本の8ビート(B=バスドラム、S=スネア、H=ハイハット)
| B – H – H – S – H – H – S – H |
1.右手でハイハットを8分音符で刻む(H-H-H-H-H-H-H-H)
2.1拍目と3拍目にバスドラム を入れる(B – – – B – – -)
3.2拍目と4拍目にスネア を入れる(- – S – – – S -)
4.ゆっくりしたテンポ(60BPM程度)で練習し、徐々に速くする
注意点
•右手(ハイハット)が均等な音量 で刻めているか確認
•スネア(左手)とバスドラム(右足)の タイミングをずらさない
•足の動きをしっかり意識(バスドラムを適当に踏まない)
初心者がやりがちなミス
❌ハイハットの音がバラバラになる→安定しないリズムになる
❌スネアの位置がズレる→「ドン・パン」のリズムが乱れる
❌足のバスドラムが遅れるor速くなる→全体のグルーヴが崩れる
✅解決策→ゆっくりなテンポ(50BPM)でメトロノームに合わせて練習し、正確性を重視しましょう。
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3.フットワーク強化(バスドラム&ハイハット)
ドラム演奏の土台はキック(バスドラム)です。多くの方は足で踏んで楽器を鳴らすという経験がないため、まずは足の動きをコントロールする練習の積み重ねが非常に重要です。バスドラムの練習(右足)
•右足で4分音符・8分音符を踏む
•かかとを浮かせた「ヒールアップ奏法」or かかとをつける「ヒールダウン奏法」※ポップスやロックの場合は基本的にはヒールアップ奏法
スライドステップの練習(右足)
バスドラムを素早く2連打する時、一度踏んでから足を持ち上げる動作は無駄な動きとなり、速く踏めなくなってしまいます。
そこで前に滑らす力を利用するのがスライドステップです。
普段ペダルを踏む位置から少し下(後ろ)からスタートし、前に滑らす力を利用して素早くドドンと2連打のキックを踏みます。
ハイハットのオープン・クローズ練習(左足)
•1拍目&3拍目で オープン(足を離す)
•2拍目&4拍目で クローズ(足を踏む)
注意点
•バスドラムは 踏み込むのではなく、ペダルを弾ませる
•ハイハットのクローズをしっかり踏み込む(中途半端だと音が汚くなる)
初心者がやりがちなミス
❌バスドラムを「ベタ踏み」してしまう→連打ができない
❌ハイハットがちゃんと閉じられない→「シャリシャリ」と余計な音が鳴る
❌バスドラムを踏むタイミングがズレる→ リズムが不安定
✅ 解決策→バスドラムの「かかと上げ・下げ」奏法を試し、無駄な力を抜いてスムーズに踏む。
4.16分音符のハイハットワーク
ハイハットに16分音符を加えると、リズムのノリが良くなる。練習パターン
1.ハイハットを16分音符で刻む(右手のみ)
2.アクセントを加える
• 「タカタカ タカタカ…」→ 2拍目を強く
3.左手を加えてオルタネート(交互)で叩く
注意点
• 均等な16分音符を意識(1つだけ強くならないように)
• アクセントをつける練習もすると、リズムのノリが良くなる
初心者がやりがちなミス
❌16分が不均等(「タカタカ」がガタガタになる)
❌強弱がつけられずに平坦な音になる
❌腕に力を入れすぎる → すぐ疲れる
✅解決策 → メトロノームを使い、ゆっくりしたテンポで練習する!(BPM60でまずは確実に)
5.フィルインの基本練習
フィルインとは、曲のブロックの変わり目やつなぎ繋ぎ部分を盛り上げるために使われるフレーズのことで、オカズなどとも呼ばれます。8ビートや16ビートなどの基本パターンの中にこのフィルインを組み込むことで、ドラムらしいフレーズとなります。
基本のフィル
•4分フィル(スネアを「ドン・ドン・ドン・ドン」)
•8分フィル(スネア&タムを「ドド・タタ・ドド・タタ」)
•16分フィル(「タタタタ・タタタタ」→ スネア&タム)
ポイント:
•メトロノームに合わせて、リズムがズレないように練習
注意点
•フィルはリズムキープが最優先! 速く叩こうとしない
•フィルの最後は「1拍目」に戻れるように
初心者がやりがちなミス
❌フィルを入れるとテンポが速くなる or 遅くなる
❌フィルが終わった後、次のリズムに戻れない
❌音量がバラバラになる
✅解決策→最初はメトロノームでフィルのリズムを正確に叩く練習をする。
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6.メトロノームに合わせる練習
両手両足をばらばらに動かすということに慣れてきたら、次に必ず取り入れるべき練習はメトロノームに合わせることです。ご自身の中では同じテンポをキープしているつもりでも、気付かないうちにリズムというものは必ずズレています。
ドラマーにとってリズム感と安定感を鍛えるためのメトロノーム練習は必須です。
練習方法
1.60BPMで8ビートを叩く(遅めのテンポで正確に)
2.クリックの裏拍を意識(クリック音を2拍目・4拍目に感じる)
3.テンポを変えて挑戦(40BPMの超スロー、120BPMの速いテンポ)
注意点
•メトロノームの「裏拍」も感じながら叩くとリズム感が良くなる
初心者がやりがちなミス
❌クリック音を無視して自分のペースで叩いてしまう
❌速いテンポでいきなり練習する → ついていけなくなる
✅解決策→まずは遅いテンポ(50BPM)で、1拍ずつ丁寧に合わせる
7.ドラムの独立練習(四肢の分離)
両手と両足をバラバラに動かす力をつける。練習方法
1.右手は8分音符、左手は4分音符(H-H-H-H / S—S—)
2.バスドラムをランダムに入れる
3.左足(ハイハット)を入れて4点を動かす
コツ:
•まずはゆっくりしたテンポでパターンを作る
注意点:
•手と足をバラバラに動かすことに慣れるまでは超スローテンポで練習
初心者がやりがちなミス
❌足と手が同時に動いてしまう→うまくリズムが作れない
❌片方に意識を取られると、もう片方が止まる
✅解決策→片手・片足ずつ分けて練習し、ゆっくり組み合わせていきましょう。
8.ダイナミクス(強弱)をつける※アップダウン奏法の習得
ドラムの表現力をアップさせるため、また、速いテンポに楽に対応するために、アップダウン奏法の習得が重要です。ハイポジションからスタートし叩き終わった後ローポジションで終わる「ダウンストローク」、ローポジションからスタートし叩き終わったハイポジションまで戻る「アップストローク」を組み合わせると、腕が一往復する間に2回叩くことが出来ます。
この奏法は速度を楽に上げられるだけでなく、強弱をつけることが出来ます。
練習パターン
•強く叩く(フォルテ)→ 弱く叩く(ピアノ)
•ゴーストノート(小さく叩くスネア) を入れる
例:
•通常の8ビートに スネアのゴーストノート を入れる
•8ビートの際のハイハットを強、弱、強、弱にする
初心者がやりがちなミス
❌強弱をつけずに単調な演奏になる
❌ ゴーストノートを入れすぎてリズムが崩れる
✅解決策 → 最初は「強→弱→強→弱」のシンプルなパターンで練習!
9.曲に合わせて演奏する
実際の曲に合わせて、 グルーヴを感じる練習。練習の流れ
1.好きな曲を選ぶ(テンポが遅めのもの)
2.ドラムのリズムをコピーしてみる
3.簡単な8ビートでもOK!
注意点
•ドラムのパターンをコピーする前に、まずは耳でリズムを理解する
初心者がやりがちなミス
❌ 曲のテンポについていけず崩れる
❌ 原曲と違うリズムになってしまう
✅ 解決策→簡単な曲からスタートし、徐々に難しいものに挑戦。もしくは曲のスピードを遅くして練習する。
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10.ルーディメンツ(基本パターン)の練習
ドラムの基礎技術 「ルーディメンツ」 を鍛えると、スムーズに叩けるようになる。基本ルーディメンツ
•シングルストローク(RLRL…)→均等に叩く
•ダブルストローク(RRLL…)→バウンドを利用
•パラディドル(RLRR LRLL…)→両手のバランスを整える
注意点
•均等な音量とリズムを意識
初心者がやりがちなミス
❌速く叩こうとして崩れる
❌左右のバランスが崩れる(右が強くなりがち)
✅解決策 → ゆっくりしたテンポで均等な音を目指す!
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